葉山ユリ - ほほえみ [1972] LP
1970年代の女性アイドル 1972年発売

葉山ユリ – あこがれ [1972] LP

あこがれは、1972年の12月に発売された葉山ユリのファースト・アルバム [LP] です。シングル2曲と、当時のヒット曲のカバーを含む全12曲収録。

あこがれ [LP] のデータ

A面
1.大人同志 作詞:有馬三恵子  作曲:鈴木邦彦
2.バケーション 訳詞:漣健児 作曲:Connie Francis・Hank Hunter
3.涙くんサヨナラ 作詞・作曲:浜口庫之助
4.悲しき16歳 訳詞:音羽たかし 作曲:I.Kosloff・I.Reid・Springer
5.太陽がくれた季節 作詞:山川啓介 作曲:いずみたく
6.小さな初恋 作詞:林春生 作曲:鈴木邦彦
7.ピノキオ 訳詞:薩摩忠 作曲:Mireille Gerard
B面
1.ちいさな恋 作詞:安井かずみ 作曲:浜口庫之助
2.17才 作詞:有馬三恵子 作曲:筒美京平
3.ふりむかないで 作詞:岩谷時子 作曲:宮川泰
4.恋は波まかせ 作詞:山上路夫 作曲:鈴木邦彦
5.太陽に愛されたい 作詞:増永直子 作曲:いずみたく
6.天使の誘惑 作詞:なかにし礼 作曲:鈴木邦彦
7.熟れた果実 作詞:有馬三恵子  作曲:鈴木邦彦
あこがれ [LP] の詳細

あこがれ [LP] の詳細

葉山ユリ LP『あこがれ』の裏ジャケット

『あこがれ』は、飛び出せ青春!で生徒役として活躍していた葉山ユリが、17歳の冬、1972年(昭和48年)の12月に発売した初めてのアルバム(ファーストアルバム)です。

ファーストシングル「大人同志」の両面の曲に、当時ヒットしていた流行歌を加えた計14曲の構成になっていて、セカンドシングル「さようなら また あした」からの曲は含まれていません。

ということは、ファーストシングルが発売されると同時にアルバム制作がはじまっていたことを意味し、新人歌手、葉山ユリの期待度がうかがわれます。

あこがれ [LP] の楽曲

あこがれ [LP] の楽曲

葉山ユリLP『あこがれ』のジャケット内側

アルバム全体のアレンジャー(編曲者)は、ファーストシングル「大人同志」を担当した鈴木邦彦で、鈴木邦彦は、1968年(昭和43年)に黛ジュンに提供した洋楽ポップス風「天使の誘惑」で、第10回日本レコード大賞を受賞しています。

葉山ユリのファーストアルバム『あこがれ』に収録されているナンバーは、日本歌謡がまだ洋楽のようなメロディを作れず、洋楽ヒットを歌詞だけ日本語に変えて歌っていた1960年代のカバーポップス名曲「バケーション」「悲しき16歳」「ピノキオ」から、1970年代初期の筒美京平・いずみたくをはじめとした、日本独自で作曲された洋楽風のポップス「17才」「太陽がくれた季節」、そして鈴木邦彦作曲の「天使の誘惑」です。

17歳とは思えない、葉山ユリのアルトボイスのしっとりした中低音の歌声は、若い世代のライフスタイルを歌う軽いサウンドの中でも、存在感があります。

この後、葉山ユリはサードシングル「赤ちゃんみたいな子」を、翌年1973年(昭和48年)3月に発表します。

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葉山ユリ(はやまゆり)
葉山ユリ(はやまゆり)