![チューリップ – ぼくがつくった愛のうた [1974] LP](https://japansong.jp/wp-content/uploads/1974/10/bokugatsukuttaainouta.jpg)
チューリップ – ぼくがつくった愛のうた [1974] LP
『ぼくがつくった愛のうた』は、1974年(昭和49年)10月5日に発売された、日本のロック・ポップスグループ「チューリップ」の4枚目のオリジナル・アルバム(全13曲)です。
前作サード・アルバム『TAKE OFF』が同年4月発売で、まだ半年しか経っていない状態で次作をフルアルバムでリリースした彼ら。いかに制作意欲に長けていたかがわかる全13曲は、前作(ロサンゼルス録音)に引き続き、チューリップ・メンバー憧れのビートルズの生まれたイギリスのEMIレコーディング・スタジオとスコーピオ・スタジオ(ロンドン)で海外実況録音されました。
ビートルズの「アイ・ウィル」をモチーフにしたシングルB-③「ぼくがつくった愛のうた(オリコン30位) 」、全編英語のA-①「ひとつの星」、以後ライブの定番になったサーフィン・ロック調のA-②「私のアイドル」など、付録の30ページ・ブックレットとともに、近未来を舞台にした5人の子供を主人公とした物語のトータル・アルバムとしてまとまっています。
ぼくがつくった愛のうた [LP] のデータ
![ぼくがつくった愛のうた [LP] のデータ](https://japansong.jp/wp-content/uploads/2024/09/bokugatsukuttaainoutaLP2.jpg)
出典:ぼくがつくった愛のうた [LP] のブックレットと裏ジャケット
A面 | |
1.ひとつの星 | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
2.私のアイドル | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
3.なくした言葉 | 作詞:財津和夫 作曲:姫野達也 |
4.この暗闇の中 | 作詞:吉田彰 作曲:吉田彰 |
5.ここはどこ | 作詞:安部俊幸 作曲:姫野達也 |
6.踊り娘 | 作詞:安部俊幸 作曲:安部俊幸 |
7.仔牛のロー・カウジー | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
B面 | |
1.アンクル・スパゲティー(三文歌手) | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
2.走れ!ムーン号 | 作詞:上田雅利 作曲:上田正利 |
3.ぼくがつくった愛のうた(いとしのEmily) | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
4.Mr.プレスマン | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
5.歌は生きている | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
6.世界の果てで | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
1974年のチューリップ②

出典:季刊ポッポ 1974年秋
1974年(昭和49年)5月4日から、チューリップは東北地区のツアーに出かけました(23日まで)。
同月31日、彼らは次作レコーディングのため、海外(ロンドン)へ出発。この際、2本目の自主映画である「チューリップ・イン・ロンドン」の撮影とパリへ観光旅行に出かけました。
6月5日、6枚目のシングルとして「青春の影」がアルバム『TAKE OFF』からシングルカットされました(オリコン46位)。
同月17日日本に帰国。27日松戸、29日東京にて『TAKE OFFコンサート』を開催しました(神田共立講堂)。
7月は2日から11日まで、東北地区のコンサートツアー、同月14日から19日までは九州ツアー、24日には八王子でコンサートをしました。
8月12日から15日までは北海道ツアー、19日から30日までは九州地区でコンサート、9月11日は湖西・12日は横浜、13日から17日までは北陸地区でコンサートツアーをしました。
同月23日には、大阪で初のワンマンコンサートを敢行(大阪厚生年金会館)。観客動員3000人弱。
同月26日と27日は、東京にて「LIVE! ACT TULIP」開催(中野サンプラザ)。ロンドン滞在の様子をフィルムで流しました。
10月5日は、このアルバム『ぼくがつくった愛のうた』を発売。同日シングル「ぼくがつくった愛のうた」もリリース。
同月9日渋谷公会堂、16日名古屋、23日大阪厚生年金会館、28日佐野、29日秩父、31仙台にてコンサートを開催。
11月は1日中野サンプラザ、14日宇都宮、15日新宿厚生年金会館、26日銚子でコンサート。
12月は、3日甲斐バンドのデビューイベントにゲスト参加。9日より13日まで四国地区のコンサート。
21日は、大阪でクリスマスコンサートを開催しました(大阪厚生年金会館)。
23日は、東京でクリスマスコンサートを開き、オリジナルクリスマスソング「夢のクリスマス」を披露しました(中野サンプラザ)。