チューリップ – ぼくがつくった愛のうた [1974] LP
1970年代の男性グループ 1974年発売

チューリップ – ぼくがつくった愛のうた [1974] LP

『ぼくがつくった愛のうた』は、1974年(昭和49年)10月5日に発売された、日本のロック・ポップスグループ「チューリップ」の4枚目のオリジナル・アルバム(全13曲)です。

前作サード・アルバム『TAKE OFF』が同年4月発売で、まだ半年しか経っていない状態で次作をフルアルバムでリリースした彼ら。いかに制作意欲に長けていたかがわかる全13曲は、前作(ロサンゼルス録音)に引き続き、チューリップ・メンバー憧れのビートルズの生まれたイギリスのEMIレコーディング・スタジオとスコーピオ・スタジオ(ロンドン)で海外実況録音されました。

ビートルズの「アイ・ウィル」をモチーフにしたシングルB-③「ぼくがつくった愛のうた(オリコン30位) 」、全編英語のA-①「ひとつの星」、以後ライブの定番になったサーフィン・ロック調のA-②「私のアイドル」など、付録の30ページ・ブックレットとともに、近未来を舞台にした5人の子供を主人公とした物語のトータル・アルバムとしてまとまっています。

ぼくがつくった愛のうた [LP] のデータ

ぼくがつくった愛のうた [LP] のデータ

出典:ぼくがつくった愛のうた [LP] のブックレットと裏ジャケット

A面
1.ひとつの星 作詞:財津和夫  作曲:財津和夫
2.私のアイドル 作詞:財津和夫  作曲:財津和夫
3.なくした言葉 作詞:財津和夫 作曲:姫野達也
4.この暗闇の中 作詞:吉田彰  作曲:吉田彰
5.ここはどこ 作詞:安部俊幸 作曲:姫野達也
6.踊り娘 作詞:安部俊幸 作曲:安部俊幸
7.仔牛のロー・カウジー 作詞:財津和夫  作曲:財津和夫
B面
1.アンクル・スパゲティー(三文歌手) 作詞:財津和夫  作曲:財津和夫
2.走れ!ムーン号 作詞:上田雅利  作曲:上田正利
3.ぼくがつくった愛のうた(いとしのEmily) 作詞:財津和夫  作曲:財津和夫
4.Mr.プレスマン 作詞:財津和夫  作曲:財津和夫
5.歌は生きている 作詞:財津和夫  作曲:財津和夫
6.世界の果てで 作詞:財津和夫  作曲:財津和夫

1974年のチューリップ②
1974年のチューリップ②

出典:季刊ポッポ 1974年秋

1974年(昭和49年)5月4日から、チューリップは東北地区のツアーに出かけました(23日まで)。

同月31日、彼らは次作レコーディングのため、海外(ロンドン)へ出発。この際、2本目の自主映画である「チューリップ・イン・ロンドン」の撮影とパリへ観光旅行に出かけました。

6月5日、6枚目のシングルとして「青春の影」がアルバム『TAKE OFF』からシングルカットされました(オリコン46位)。

同月17日日本に帰国。27日松戸、29日東京にて『TAKE OFFコンサート』を開催しました(神田共立講堂)。

7月は2日から11日まで、東北地区のコンサートツアー、同月14日から19日までは九州ツアー、24日には八王子でコンサートをしました。

8月12日から15日までは北海道ツアー、19日から30日までは九州地区でコンサート、9月11日は湖西・12日は横浜、13日から17日までは北陸地区でコンサートツアーをしました。

同月23日には、大阪で初のワンマンコンサートを敢行(大阪厚生年金会館)。観客動員3000人弱。

同月26日と27日は、東京にて「LIVE! ACT TULIP」開催(中野サンプラザ)。ロンドン滞在の様子をフィルムで流しました。

10月5日は、このアルバム『ぼくがつくった愛のうた』を発売。同日シングル「ぼくがつくった愛のうた」もリリース。

同月9日渋谷公会堂、16日名古屋、23日大阪厚生年金会館、28日佐野、29日秩父、31仙台にてコンサートを開催。

11月は1日中野サンプラザ、14日宇都宮、15日新宿厚生年金会館、26日銚子でコンサート。

12月は、3日甲斐バンドのデビューイベントにゲスト参加。9日より13日まで四国地区のコンサート。

21日は、大阪でクリスマスコンサートを開催しました(大阪厚生年金会館)。

23日は、東京でクリスマスコンサートを開き、オリジナルクリスマスソング「夢のクリスマス」を披露しました(中野サンプラザ)。

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日本の歌制作実行委員会
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