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チューリップ – 魔法の黄色い靴 [1972] LP
『魔法の黄色い靴』は、1972年(昭和47年)6月に発売された、日本のロック・ポップスグループ「チューリップ」のファースト・アルバム(全12曲)です。オリコン75位。
シングルA-①「魔法の黄色い靴」と同時発売で、全体的にビートルズの影響を色濃く受け、メンバーそれぞれが楽器を演奏しながら作詞・作曲するスタイルでボーカルもそれぞれが担当しました。
ギターの安部俊幸と姫野達也コンビによるA-③「千鳥橋渋滞(地元福岡市内の小さな橋で単線なので渋滞していた)」、上京前のシングルの焼き直しA-⑥「私の人生」など、当時珍しかったビートルズ風のコーラスワークが全体的に聞けます。
中でもシングルカットされたA-①「魔法の黄色い靴」は、ビートルズのような美しいメロディと転調があり、色あせない名曲。最後のB-⑥で再び「大魔法の黄色い靴」という曲としてリプリーズ(再登場)します。
魔法の黄色い靴 [LP] のデータ
![魔法の黄色い靴 [LP] のデータ](https://japansong.jp/wp-content/uploads/1972/06/1972tsulipmahonokiroikutsuLPnaka.jpg)
出典:魔法の黄色い靴 LP の内ジャケット
A面 | |
1.魔法の黄色い靴 | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
2.あいつが去った日 | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
3.千鳥橋渋滞 | 作詞:安部俊幸 作曲:姫野達也 |
4.ハーモニー | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
5.おいらの気楽な商売 | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
6.わたしの小さな人生 | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
B面 | |
1.もう笑わなくっちゃ | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
2.言葉が出ない | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
3.思えば遠くへ来たものだ | 作詞:安部俊幸 作曲:姫野達也 |
4.どうして僕は淋しいんだ | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
5.風 | 作詞:安部俊幸 作曲:姫野達也 |
6.大魔法の黄色い靴 | 作詞:財津和夫 作曲:財津和夫 |
1972年のチューリップ①

出典:デビュー当時のチューリップ
1971年(昭和46年)12月にリーダーである財津和夫が、単身で東芝レコードに売り込みのため上京後、翌1972年(昭和47年)1月に残るメンバーとともに再び状況となりました。
2月は、TBSラジオの『ヤング・スタジオ・ライブ』で初ステージをこなし、3月は、渋谷ジャン・ジャンに出演後、渋谷公会堂でに初出演。
4月は、映画『戦争を知らない子供たち』に出演し、「どこまでもどこまでも」という曲を演奏しOST盤も発売されました。
5月は、東芝エキスプレスと正式に契約をかわし、『日本語によるフォークとロックのコンサート』に出演。6月は、共立女子大寮の学園祭に出演。
6月5日にこの『魔法の黄色い靴』のアルバムがリリースされ、2日後の7日にはシングル「魔法の黄色い靴」も発売されました。